株式会社メタジェンは、本日2019年3月18日に設立4周年を迎えました。
2016年4月に12社の企業で発足した「腸内デザイン応援プロジェクト」は、活動開始から3年を迎え、現在は参画している企業の業種の幅も広がり、27社もの企業が参画するコンソーシアムへと成長を遂げました。「腸内デザインによる層別化医療・ヘルスケア」という共通の目的と志をもつ参画企業との、更なる連携や新規事業の産出を目指してまいります。
2018年4月には、当社独自の in vitro での候補素材探索プラットフォーム”MGScreening ™ “をリリースし、現在当社がもつ共同研究開発プラットフォームは、MGPack ™ ・MGScreening ™ ・MGMouse ™ ・MGAnalysis ™ の4つの形態をもち、各企業のニーズに合わせたサービス展開が可能となりました。
そして、昨年度に順天堂大学の医師である石川が取締役CMOに就任したことを皮切りに、当社は医療分野へも参入し、2018年5月には、その第一弾の取り組みである、日本赤十字社医療センターとの共同研究を開始いたしました。生活習慣病の患者さんの腸内環境の特徴を明らかにする試みに加え、医師や患者さん向けの腸内環境レポートの開発を推進しています。特に本共同研究は、「複雑な情報を正しく社会に伝える」という重要な意義を含んだ挑戦であり、これを達成することは、病気ゼロ社会を実現するための使命の一つでもあります。
また、物産フードサイエンス株式会社やSOMPOヘルスサポート株式会社との共同研究開発事業の実施に加え、2019年内に当社独自の「腸内環境検査サービス」を事業化することを前に、株式会社リバネスとの実証試験にも取り組んでまいりました。
さらに、当社の病気ゼロ社会を目指すための研究は、世界の75憶人すべての人をターゲットにしていることから、2019年1月には、マレーシア、クアラルンプール市内にあるマレーシア工科大学内に初の海外研究拠点を設け、国内のみならず海外にも研究規模を拡大する準備を進めています。
- 日本赤十字社医療センターとの共同研究について
- 物産フードサイエンス株式会社との共同研究について
- SOMPOヘルスサポート株式会社との共同研究について
- 最先端科学技術に基づく「腸内環境検査サービス」事業化に向けた株式会社リバネスとの実証実験について
- マレーシアへのラボ開設、東南アジアでの腸内環境研究開始について
2019年は、これまでに当社が多くの企業や大学、医療機関等との共同研究開発事業により蓄積してきた、腸内環境データベースや腸内環境制御に向けた科学的エビデンスを、いよいよ社会へのフィードバックという形で本格的に芽吹かせ、腸内デザインを具現化していく時です。すべての人が健康で幸せに過ごせる未来を創るために、5年目も更なる挑戦を続けてまいります。